こんにちは。助産師のAyaです。
今回は、【生理】について考えてみたいと思います。
生理に関するお悩みって少なからずお持ちではありませんか?生理にまつわるトラブルや苦痛があるのにただ我慢したり、仕方ないことだとスルーしている人ってけっこういるよなぁと思うのですが、それ当たり前じゃないよ!ということを伝えられればと思います。
かく言う私自身、生理前はPMS(あとで詳しく説明します)に苦しみ、生理が始まれば薬を飲まないと動けないほどの生理痛に悶え、生理後は紙ナプキンにまけてしまいあそこの痒みにイライラし、月の半分は生理に振り回されるという、ツライ生活を送っていた頃がありました。
25歳頃から低用量ピルを飲み始めたことで、驚くほど生理が楽になり、そこからはうまく生理と付き合えるようになりました。けれど、そこで初めて自分の生理が“キツかった”んだという事に気づいて、もっと早く対処していれば良かった!とも思ったんです。生理の症状って、人と比べることってあまりないですよね。出血が多い、生理痛がひどい、生理不順ってよく聞くから問題ないかな…。自分の生理はずっとこんな感じだから仕方ないかなぁと思うことや、そもそも異常なのか正常なのかってどうやって判断したらいいのかわからないという人は多いのではないかと思います。そこで、正常といわれる生理がどういったものか、異常を判断する目安についてお伝えしてみたいと思います。
生理周期について
まずは〈生理周期に関すること〉です。月経周期というのは、25日~38日周期で、変動が1週間以内というのが正常だと言われています。生理ってだいたい1ヵ月に1度来るものだと何となく思われているのですが、その間にもけっこうな幅があるんです。
そもそも月経周期の数え方ですが、前の生理が始まった日から、次の生理開始日の前日までの日数となります。月経周期が24日以下のサイクルになることを「頻発月経」と呼び、ホルモン分泌の乱れや卵巣機能に問題がある場合が考えられます。月経周期が39日以上あくようなサイクルになることを「稀発(きはつ)月経」と呼び、こちらも卵巣機能に何らかの異常がありホルモンの順調な分泌がなされていないことが原因で起こるとされています。
患者さんの中には、『生理不順ってよく聞くし、むしろなかなか生理がこないから楽でいいわー。』と気にしてなかったという若い方も割といらっしゃるのですが…。月経周期の異常という状態の中に、ホルモンの分泌が順調にできていなかったり、子宮や卵巣に病気が隠れていたりということがあったりします。なので月経周期に異常がある場合には婦人科で相談していただきたいなと思います。
経血量と日数に関すること
次に〈経血量と日数に関すること〉です。正常な経血量(1回の生理期間に20ml~140ml)というのもあるのですが、量と言われても分からないですよね。
昼用のナプキンは2~3時間おきに交換するのが通常と言われていますが、その頻度の交換では漏れてしまって大変という場合や、昼用のナプキンでは到底間に合わなくて夜用ナプキンを常時つけておかないともたないという場合には経血量は多いと判断できると思います。
また正常な月経期間は3~7日といわれていますが、1週間をこえても出血が続くという場合にも量は多いと判断できるかと思います。逆に少ない場合ですが、生理2日目とかの量が多いといわれる日でもナプキンが少し汚れる程度であるとか、ペーパーにちょっとつくくらいでナプキンの必要がないとか、または出血が2日で完全に終わってしまうといった場合には、出血は少ないと判断できます。出血の異常も、ホルモンバランスの乱れや、子宮、卵巣に病気が隠れているサインであることがあります。
PMS:月経前症候群
そして〈PMS:月経前症候群〉です。
これは、月経前の3~10日の間に起こる身体的、または精神的な症状で、生理開始とともに軽くなったりなくなったりするものです。症状は食欲低下・過食、体重増加、むくみ、腰痛、乳房の張り、頭痛、腹痛、肌荒れなどの身体的に起こるものと、情緒不安定、イライラ、不安、憂鬱な気分、眠気、ぼーっとするなどの精神的症状があり、これらが毎月生理前に起こり、生理開始後には和らぐのが特徴です。女性ホルモンの変動が原因で起こる症状と言われていますが、ストレスや食生活、体調、性格や考え方などさまざまなきっかけで症状が重くなることもあると分かっています。日常生活に支障をきたすほど毎月生理前がとても苦痛だという場合は、PMS改善にできることはたくさんあるので、自分に合ったものを見つけるためにも婦人科に相談してみてください。あと、生理痛に関してですが、生理が始まってから寝込んでしまうほどの腹痛や吐き気など日常生活が送れないほどの不調は<月経困難症〉と呼ばれるものでPMSとは区別されます。
正常な生理をまとめると…①月経周期⇒25~38日、②経血量⇒20~140ml、③月経期間⇒3~7日、④痛みなどの月経に関する症状はあっても軽度、となります。
生理はホルモンバランスが大きく関与しているので、体調の変化や、メンタル面に左右されることはよくあります。正常な生理がくることというのは健康のバロメーターともいえると思うのです。ツライ症状があるなら、少しでも楽に向き合える方法を探ってほしいし、必要なら将来のご自身のためにも治療してほしいなと思います。毎月のことだからスルーしてほしくないなぁと。今、生理がツライ…生理に振り回される自分が嫌だと思っている人がいたら、我慢せずに相談してください。今より絶対に、楽に、快適になります!そうして自分のカラダに向き合える事、自分をいたわってあげることって素敵で大切ですよね。